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CTC、ASEAN地域向けのシステム運用・監視サービス

システム運用コストを最大30%削減可能

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は20日、マレーシアでITシステムの構築・保守を行うグループ会社CTC Global Sdn Bhd(以下、CTCグローバル マレーシア)と共同で、主にASEAN地域の日系企業を対象に、システム運用・監視サービス「CTC Proactive Service(CPS)」を11月28日から提供すると発表した。CTCでは、日本と同様のシステム運用機能をマレーシアで構築し、日本国内での保守サービスなどを通じて得たノウハウをベースに、「CPS」を開始するとのこと。

 「CPS」は、障害を未然に防ぐための24時間監視や、システム運用の自動化技術(RBA:Run Book Automation)の活用により、ユーザー企業の運用業務を効率化する運用・監視サービス。英語、マレー語、中国語での対応が可能で、日本国内と同レベルのITガバナンスを求めるASEAN地域の日系企業に向くという。また、リモートアクセスの際の安全な通信や、ユーザー企業が自社システムの状況をリアルタイムで把握できる管理用ポータルサイトも用意した。

 このサービスを利用すると、障害対応業務の約60%を定型化可能なほか、RBAを活用して作業を効率化することで、システム運用コストを最大30%削減できる。

 なおCTCグローバル マレーシアは、マレーシア国内の23拠点でシステムの保守サービスも提供しており、「CPS」の提供開始により、システムの予防監視から障害発生後の対応まで、トータルなアフターサービスが提供できるようになるとしている。

石井 一志