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場所を問わずモバイル端末上の業務データを保護する「Check Point Capsule」

 チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社(以下、チェック・ポイント)は14日、業務データおよびモバイル端末を、場所を問わず保護するモバイルセキュリティソリューション「Check Point Capsule」を発売した。

 同社が700人以上のITプロフェッショナルを対象に実施した2014年度モバイル・セキュリティ調査では、回答者のほぼ全員(98%)が社員が関係するモバイル・セキュリティ・インシデントの発生を懸念し、82%がモバイル・セキュリティ・インシデントは2015年に増加すると予想している。大きな課題となっているのが、モバイル端末のセキュリティ管理の難しさで、いかに効率的にデータを保護するかについて多くのセキュリティベンダーが取り組んでいる。

 Check Point Capsuleは、モバイル端末やその中のデータに対するマルチレイヤのセキュリティを実現するもので、モバイル端末全体を管理する手間を省きながら、端末上の業務データを保護できる製品。「Check Point Capsule Workspace」という機能で、保護されたビジネス環境をモバイル端末上に作成し、業務データを個人用のデータやアプリから分離し、シンプルなUIから安全にビジネスアプリを起動、業務用のメール・ファイル・ディレクトリ・アドレス帳・スケジュールにワンタッチでアクセス可能にする。

 この「コンテナアプリ」の機能に加え、文書自体にセキュリティを設定し、社内外の情報漏えいを防止する機能「Check Point Capsule Docs」を搭載。権限ユーザー・グループのみが保護された文書に任意の端末からシームレスにアクセスできるようにする。文書は暗号化され、アクセス許可を得ている受信者のみがあらかじめ指定された操作のみを行えるため、場所を選ばず業務文書を保護できるという。

 端末についても場所を選ばない保護を実現。「Check Point Capsule Cloud」という機能により、端末が外部のネットワークに接続している場合でも企業のセキュリティポリシーが適用できるため、外部の脅威から端末を保護できるという。具体的にはモバイル端末のすべてのトラフィックをクラウドで検査し、不正なファイルやWebサイトへのアクセス、ボットによる被害などを防止する。

 モバイル端末の対応OSは、iOS、Android、Windows、Mac OS。11月14日から受注が開始され、各国の正規販売代理店を通じて購入できる。

川島 弘之