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NRI、オープンソースベースの統合認証・管理ソリューションを強化

 株式会社野村総合研究所(以下、NRI)は5日、オープンソースベースの統合認証・管理ソリューション「OpenStandia/SSO&IDM」において、新版「同 V2」を提供開始すると発表した。

 「OpenStandia/SSO&IDM」は、企業の情報システムにおける認証やID管理の基盤をオープンソースで実現するソリューション。ユーザーの利便性を損なうことなく、情報システム全体を安全かつ柔軟、低コストで維持管理できる点が特徴という。

 今回の新版では、7月に提携した米ForgeRockから提供を受けて、オープンソースソフト「OpenAM」「OpenIDM」の最新版を組み込んでおり、企業システムごとのさまざまな認証環境への対応だけでなく、OpenIDなどのIDフェデレーションの標準技術にも対応した。前者はフェデレーション、リバースプロキシ、エージェント、Active Directory Windowsログオン、後者はOpenID Connect、OAuth、SAML、WS-Federationをサポートする。

 また認証強度を高める手段として、多要素認証やリスクベース認証に対応できるほか、日本企業の特有の人事制度や慣習に適合したIDライフサイクル管理、権限管理、ワークフロー、証跡管理などについても、機能強化を図ったとのこと。

石井 一志