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NSSOL、高信頼クラウドのストレージ基盤にEMCジャパン製品を導入
(2013/12/12 17:30)
EMCジャパン株式会社は12日、新日鉄住金ソリューションズ株式会社(以下、NSSOL)が、同社の提供するクラウドサービス「absonne(アブソンヌ)」のサービス基盤強化のために、ストレージ基盤に「EMC VMAX」「EMC VNX」「EMC Data Domain」を導入していると発表した。またNSSOLは、既存の販売パートナー(Velocityソリューション プロバイダ プログラム)第1号として、EMCジャパンと「Velocity サービス プロバイダ プログラム」のゴールドパートナー契約を締結している。
「absonne」は、2007年よりNSSOLが提供している高信頼クラウドサービス。ミッションクリティカル分野でのクラウド利用が急速に進んでいることを受け、2012年6月、さらなるサービス強化を目的に、最新の設備を備えた「第5データセンター」の開設とインフラ拡充を実施した。
今回のサービス強化では、99.99%以上の稼働目標を達成するため、サービスを支えるストレージにもこれまで以上の高い性能と信頼性・可用性が求められていたという。そのため、ストレージの選定においては、高性能・高信頼かつコスト要件を満たすべく、性能、拡張性、保守性、製品の特長的な機能など多くの項目で比較検討を行ったが、EMCジャパン独自の自動階層化技術「FAST」が決め手となり、「VMAX」と「VNX」を採用している。
「absonne」では現在、大量のトランザクションを伴う大規模データベースなどのハイエンド用途向けには「VMAX」を、スタンダードな用途向けには「VNX」を利用し、2つのメニューを提供することで、性能、信頼性、コストのバランスがとれたサービスを実現しているとのこと。
またデータバックアップサービスにおいては、以前よりバックアップ/アーカイブストレージの「EMC Data Domain」を以前より利用しているが、バックアップ運用の効率化やデータ保管コスト最適化の面での評価が高く、利用を継続している。
なお両社では、今回締結した「Velocity サービス プロバイダ プログラム」契約に基づき、「absonne」におけるEMCのストレージ技術の活用推進、共同マーケティングや営業活動など、さまざまな面でのパートナーシップを構築していくとのことだ。