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ニフティ、ネットアップストレージのデータを遠隔バックアップするサービス

 ニフティ株式会社は12日、オンプレミスで利用しているネットアップ製ストレージのデータをクラウド上にバックアップする「遠隔バックアップ for NetApp」を発表した。同日より提供開始する。

 「遠隔バックアップ for NetApp」は、ユーザー企業がオンプレミス環境で使っているネットアップのストレージのデータを、ニフティのデータセンター環境に用意した対向ストレージにバックアップするソリューション。Data ONTAP環境で提供するSnapMirror、SnapVaultといった機能を活用したバックアップが可能なため、オンプレミスとクラウドをシームレスに連携し、バックアップ環境の導入・運用の費用や工数を抑えられるという。

 リージョンは東日本、西日本から選択可能で、遠隔地へのバックアップを簡単に実現可能。ニフティ側のバックアップ環境の運用・保守はニフティが担当するので、ユーザー企業の負担を軽減できる点もメリットだ。

 またバックアップしたデータを、プライベートネットワークを通じてニフティクラウドの仮想サーバーから参照できる点も特徴で、非常時のDRサイトの構築だけでなく、ビッグデータ活用などにも利用可能としている。

 なお、ネットワークは必要要件にあわせてインターネットVPN、専用線、閉域網の中から選択できるほか、バックアップデータの増加状況に合わせて、自由に容量を追加していける柔軟性も持つ。さらに、自動容量拡張オプションを利用すれば、リソース追加の手続きも簡略化できるとのこと。

 価格は、初期費用が5万2500円、月額費用が1TBあたり4万2000円。SnapMirrorもしくはSnapVaultのライセンスは、別途ユーザー側で用意する必要がある。

石井 一志