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ソリトン、機密データを分散保管する電子割符アプライアンス「Tally-WariZen」
(2013/9/11 16:52)
株式会社ソリトンシステムズ(以下、ソリトン)は11日、機密データの安全保管を実現する電子割符ゲートウェイ「Tally-WariZen(タリーワリゼン)」を発売した。
Tally-WariZenは、データをランダムに分割して別々に保管する電子割符技術を採用したアプライアンス製品。PCからもスマートデバイスからも利用でき、電子カルテ、証拠データなどの個人情報や機密情報の安全な長期保管を実現する。
機密データをTally-WariZenにアップロードすると、データは複数の割符ファイルに分割され、あらかじめ指定したローカルストレージやクラウドストレージに分散保存される。割符ファイルは、単体では元データが全く類推できない無意味なデータとなるため、社外・海外のデータセンターやクラウドを利用した際の情報漏えいリスクを回避できるという。
災害などで割符ファイルの一部が消失しても、残りの割符ファイルから元データを復元できる「冗長分割機能」も備える。そのほか、デジタル証明書を利用した強固な認証、割符ファイルからの復元可否を定期的に自動チェックする「ベリファイ機能」、「定期バックアップ機能」などセキュリティ・運用機能も充実している。
Webインターフェイスなのでクライアントソフトが不要。ストレージは各種ローカルストレージ(iSCSI、CIFS、NFS)、WebDAV(HTTPS)、FileZen、Amazon S3に対応。参考価格は、割符処理対象のデータが2GB/月の場合、初期費用が496万円(税別)。別途、月額費用のほか、ストレージ費用が必要となる。出荷開始は10月2日より。