シャノン、マーケティングサービス基盤にAWSのクラウドを採用~自社オンプレミス環境とのハイブリッドで


 株式会社シャノンは29日、マーケティング機能を提供するクラウドサービス「SHANON MARKETING PLATFORM」の運用プラットフォームとして、Amazon Web Services(AWS)を採用したと発表した。既存のオンプレミス環境を生かしながらAWSのクラウド基盤を活用することで、サービスレベル向上とコストの最適化を目指すという。

 シャノンが提供するSHANON MARKETING PLATFORMは、戦略的なマーケティングコミュニケーションを実現するクラウドアプリケーション。近年では、負荷の予測しづらい大規模キャンペーンの増加が著しくなっており、サーバー環境の柔軟な拡張が急務となっているが、サービス価格への反映を最低限に抑えたパフォーマンス向上対策が必須であることから、低コストで柔軟な拡張が実現できるクラウド環境の構築を決定し、AWSを採用した。

 今後は自社のオンプレミス環境とAWSをハイブリッドで運用し、トラフィックピーク時には5分程度でSHANON MARKEITNG PLATFORMが自動でスケールアウトされるようになる。これによって、最小限のコストで大幅なスケーラビリティと稼働率の向上が見込めるほか、大規模キャンペーンにおける、Web申込や来場認証などのパフォーマンス向上、メンテナンス停止時間の低減、海外顧客への安定的なサービス提供も見込めるとのこと。


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(石井 一志)
2012/8/29 15:18