ビーブレイクシステムズ、MA-EYES SaaS版の価格を改定。機能ごとに料金を“見える化”
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新たにiPhoneとAndroidスマートフォンからの入力に対応(画面はiPhone版) |
株式会社ビーブレイクシステムズは5月17日、MA-EYES SaaS版の価格体系を改定したと発表した。機能モジュールごとに月額料金を明確化し、必要な機能だけを選択しやすくした。月額料金のほかに初期導入支援費用が別途必要だが、こちらは個別見積もりとなる。
MA-EYES SaaS版は、ブーブレイクシステムズが販売するオンプレミス版の統合型基幹業務パッケージ「MA-EYES」(1500万円~)の機能をSaaSで提供するもの。大企業だけでなく中小企業でも基幹系業務システムをSaaSで導入したいというニーズが高まっていることを受けて、価格改定と機能追加を行い、書記コストを抑えて必要な機能に絞って導入することを容易にした。
今回追加した新機能は、スケジュール管理や施設予約、文書管理などが行えるグループウェア機能、スマートフォンから入力が可能になるスマートフォンアクセス機能など。スマートフォンアクセス機能は、Android、iPhoneで利用可能。Android OSのバージョンは、2.3/4.0に対応する。
また、導入時に顧客企業側の行う設定はパラメータ設定だけで導入できるよう設定を簡易にした。SFA機能も強化、グラフィカルな表示で見やすく改善した。
月額料金は下表の通り。プロジェクト管理、帳票・分析、経理、人事管理、システム管理は管理用のモジュールとなり、一般社員は利用する必要はない。管理用モジュールのうち、経理、人事管理、システム管理は、それぞれ最低1ユーザーの利用が必要となる。また、使用ユーザー数に関わらず、別途基本月額料金が1万円かかる。また、スマートフォンアクセスを利用する場合は、ユーザー数に関わらず、別途月額利用料金5000円が必要となる。
ビーブレイクシステムズでは、モデルケースとして、ユーザー数30名で、プロジェクト管理、帳票・分析、経理、人事管理、システム管理、勤怠申請、経費申請、購買申請を利用した場合の概算料金を合わせて発表。月額利用料金は11万2000円、初期導入コスト150万円程度としている。
なお、オンプレミス版は財務機能も搭載しているワンパッケージとなるが、SaaS版では財務機能は提供していない。
ビーブレイクシステムズによれば、MA-EYESはプロジェクト単位で原価管理をしたい業種に向いているという。既存顧客は、SIerやIT業界、監査法人、税理士事務所などで、最近は広告代理店などでも導入されている。エンジニアの作業実績管理に用いられている例もあるという。
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メイン機能となる、プロジェクト管理画面 | SFAポータル画面。一目でわかるようグラフィカルなUIを採用した |
モジュール名 | 内容 | 月額利用料金 (1人あたり) | ||
プロジェクト管理 | プロジェクトの見積もりから管理、完了までプロジェクトの全体を管理することができる | 5000円 | ||
帳票・分析 | さまざまな帳票や分析レポートを出力できる | 4000円 | ||
経理 | 振替伝票の入力や配賦、月次締めなどが行える | 6000円 | ||
人事管理 | 個別のユーザー管理や勤怠の状況を確認できるレポートなどを用意 | 2000円 | ||
システム管理 | MA-EYESを利用する上で必要なシステム上の設定などを管理する機能が含まれる | 5000円 | ||
勤怠申請 | 作業実績や勤怠情報などを入力することができる | 300円 | ||
経費申請 | 立替交通日や経費などの申請を行うことができる | 300円 | ||
購買申請 | 購買情報の登録および申請を行うことができる | 500円 | ||
SFA | 見こみ客に関する商談の情報を管理することができる | 500円 | ||
グループウェア | スケジュール管理や施設の予約、文書の管理などを行うことができる | 300円 | ||