日立ソリューションズ、自動削除オプションを追加したファイルサーバー整理ソフトの新版


 株式会社日立ソリューションズは26日、ファイルサーバースリム化ソフト「MEANS」の新版を8月1日より販売すると発表した。事前設定したルールに基づいて不要ファイルを自動削除する「自動スリム化運用オプション」などが追加されている。

 「MEANS」は、企業内のファイルサーバーをスリム化するためのソリューション。ファイルサーバーを可視化してユーザー全員で状況を共有するとともに、企業内のファイルサーバーから不要ファイル候補を自動検索し、ユーザーに推奨表示して削除を促す機能を備えている。

 今回の新版ではこのオプションとして、企業内で決定した削除ルールを「MEANS」に登録し、そのルールに適合したファイルを削除する「自動スリム化運用オプション」が追加された。削除といっても、すぐに元のファイルが消されるのではなく、まずは一時保管用フォルダへ移動させられ、元のファイルが存在していたフォルダにはショートカットが残される仕組み。

 一定時間経過後にファイルは完全消去されるが、それまでの間、ユーザーはショートカットを通じてファイルへのアクセスを継続できるため、ファイル削除に伴うトラブル発生を軽減できるという。

 なお、6月1日からはすでに、ファイルサーバーの使用状況を確認する画面や、レポートを表示する画面が刷新され、画面がより見やすく改善されたり、目的の画面に到達できるまでの操作が簡素化されたりしているとのこと。

 またファイルの所有者情報を収集することで、個々のユーザーが自身の作成したファイルのみを絞り込めるようになっているので、責任の所在を明確にした上で不要ファイルの削除を促す運用も行えるとしている。

 対応するサーバーOSは、Windows Server 2008。価格は、「MEANS」本体が115万5000円(200万文書ライセンス)から、自動スリム化運用オプションが1000万文書までの場合で、21万円となっている。

関連情報