ディーバ、CTC、ベリサインの3社、連結会計システムをクラウド提供


 株式会社ディーバ、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)、日本ベリサイン株式会社(以下、ベリサイン)の3社は30日、連結決算業務のシステム運用代行サービス「DivaSystem Managed Service」を発表した。7月1日より提供する。

 DivaSystem Managed Serviceは、ディーバの連結会計システム「DivaSystem」を、CTCのクラウドサービス「TechnoCUVIC」で提供し、システム運用を代行するサービス。DivaSystemのサーバー管理、稼働状況報告、定常メンテナンス、システム監査向けの内部統制といった運用代行に加えて、業務面や制度対応のサポートまで、財務情報を作成するための包括的な支援を行う。

 ハードウェアはCTCの堅牢なデータセンターで守られ、企業の経理部などは運用アウトソースによりコア業務に集中できる。クラウドの特長である、CPU・メモリ・HDDの月単位増減といった柔軟性にも対応する。

 安全性はベリサインの「SSLサーバー証明書」および「マネージドPKI」で確保。SSLサーバー証明書で通信を暗号化するほか、マネージドPKIでDivaSystem利用者にクライアント証明書を発行し、高度な認証を実現することで不正アクセスを防止する。

 これらにより、30~50%のコスト削減効果が見込めるという。

 価格は、144万円/年から。データ量によるシステムスペック要求に応じて増加する。同価格では、子会社20社程度のグループ企業で四半期決算実施時のデータ量を想定。DivaSystemのライセンス費用、保守費用は別途必要。ディーバでは、初年度20社への導入を目標とする。

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