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ミラクル・リナックス、MIRACLE ZBX 2.2ベースの大規模向け統合監視サーバー

 ミラクル・リナックス株式会社は6日、Zabbixベースの統合監視サーバーにおいて、大規模システム向け統合監視サーバー「MIRACLE ZBX8220」を、同日より提供開始すると発表した。

 ミラクル・リナックスが提供する統合監視サーバーでは、Zabbixをベースにした自社の統合監視ソフトウェア「MIRACLE ZBX」や、監視サーバー専用にチューニングされたLinuxサーバーOS、監視に必要なソフトウェア、クラスタソフトウェア「MIRACLE CLUSTERPRO X」などをハードウェアにインストールした状態で提供。監視に必要なソフトウェアなどを最適化し、設定も済ませてあるため、導入・設定工数とコストを削減できるという。

 また、MIRACLE CLUSTERPRO Xにより監視サーバーをクラスタ化しており、監視サーバー停止時には自動的にフェイルオーバーを行って監視業務を継続できることから、安心して利用可能な点もメリット。さらに、Zabbixやデータベース、クラスタ、ハードウェアとの障害切り分けが不要なサポート窓口により、迅速な障害対応も可能になっている。

 新製品となる「MIRACLE ZBX8220」は、従来製品「MIRACLE ZBX8200」の後継製品にあたり、今回はハードウェアを富士通製の最新x86サーバー「PRIMERGY RX2530 M1」に変更したほか、同梱するMIRACLE ZBXのバージョンが2.0から2.2へ上がった。

 価格(税別)は、「MIRACLE ZBX8220 1年サポートパック」が270万円、「MIRACLE ZBX8220 クラスタ1年サポートパック」が490万円。5年サポートパックの場合は、それぞれ620万円、890万円となる。

石井 一志