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SSH発明者のセキュリティ企業が日本進出、「SSHコミュニケーションズ・セキュリティ」としてアジア展開強化へ

 フィンランドを本拠とする暗号化ソリューションズ開発企業「SSH Communications Security」は1日、東京支社の設立を発表した。今後、日本およびアジア諸国でのビジネス展開を拡大していく。

 SSH Communications Securityは、SSH(Secure SHell)プロトコルを発明したタトゥ・ウロネン氏が1995年に自ら設立した企業。欧州、米国に続き、アジア展開を本格化させるため、東京支社設立に至ったという。なお、同社の製品は、これまでも日本国内企業などを通じて販売されている。

 東京支社の正式名称は「SSHコミュニケーションズ・セキュリティ株式会社」。代表取締役社長は石井元氏が務める。また、支社開設にあたって、SSH Communications SecurityのCEOであるハッリ・コポネン氏は「信頼できる通信環境の整備には、現地のチームが現地のニーズに合った方法で対応することが最適。(中略)日本企業の環境に適した、暗号化通信の鍵管理や監視といったソリューションを展開していくことができる」とのコメントを発表している。

SSH Communications Security CEOのハッリ・コポネン氏
SSHコミュニケーションズ・セキュリティ株式会社の代表取締役社長に就任した石井元氏

森田 秀一