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パナソニックNETS、Web勤怠管理システム「MajorFlow Time」のモバイル対応を強化

 パナソニック ネットソリューションズ株式会社(以下。パナソニックNETS)は、Web勤怠管理システム「MajorFlow Time」の新版を9月1日に提供開始すると発表した。スマートフォンやタブレットといったスマートデバイスから、勤怠に関する申請ができるようになったという。

 「MajorFlow Time」は、就業時間・有給休暇残数の管理や給与システムへのデータ出力自動化などにより、業務効率向上を実現する勤怠管理システム。Web画面から出社・退社などの打刻を実行できる「Web打刻入力」や、1日の勤務時間をプロジェクトと工種の2階層(例:店舗ごと/作業内容ごと)に分けて管理・集計・出力する「プロジェクト工数の実績管理」といった機能を搭載している。

 今回の新版では、4月に対応した勤務実績入力に加え、残業申請、休暇申請、休日勤務申請など、勤怠に関する7種類の申請をスマートデバイスで行えるようにした。近年は、時間外労働削減の取り組みの一環として、残業時に事前申請を義務付ける企業が増えているが、直行直帰の多い営業職や人材派遣業などでは勤怠申請のためだけに帰社するのは手間になるため、社外から申請できるスマートデバイス対応への要望が多く寄せられていたとのことで、今回のスマートデバイス対応によって、この課題を解決するとしている。

 また、アプリをインストールしなくても使えるため、個人所有の端末を業務活用するBYODに容易に対応できるのも特徴とのこと。

 対応OSはiOS 8.xとAndroid 4.4で、利用にあたっては、DMZなどにスマートデバイス中継サーバーの構築が必要となる。

 価格(税別)は、ライセンス費用が最小50ユーザーで80万円、年間保守費用が20万円から。なおパナソニックNETSでは、2015年度末までに100社への販売を目標としている。

石井 一志