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日立システムズ、ChromebookによるVDI構築・運用サービス

 株式会社日立システムズは4日、GoogleのGhromebooks for WorkとChrome 管理コンソール(CMC)を活用した仮想デスクトップソリューションを発売した。

 業務用端末として注目が集まっているChromebookとそれらを効率的に管理するためのCMC、仮想デスクトップ環境構築、運用サービスをワンストップで提供するもの。

 Chromebookは、ネットワーク接続によるWebアプリの利用やクラウドストレージへのデータ保存を前提としているため、高い処理性能や大容量データ記録装置を必要としないことから比較的安価に導入できる。これにより、画面転送による仮想デスクトップ環境を実現する。

 CMCはChromebook端末に対する運用管理機能をクラウドで提供するもので、端末ポリシーなどもCMCサーバーから端末へ一括配信できる。運用支援サービスでは、24時間365日体制のネットワークオペレーションセンター(NOC)から、仮想デスクトップ環境のインフラの稼働監視を行う。Chromebookに対するユーザーの追加・削除、ユーザーごとのアプリ利用設定に加え、端末の紛失時にはデータをリモートで削除するなど、仮想デスクトップのインフラ・端末の一元管理が可能となる。

導入イメージ

 税別価格は、Chromebookが3万5000円/台、CMCが2万1000円/台。そのほか、仮想デスクトップサーバー環境構築サービス、CMC環境構築サービス、端末キッティング、運用支援サービスなどが用意され、いずれも個別見積としている。

川島 弘之