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ゾーホー、トラフィック解析ツール新版~フローデータ解析速度を数倍に

 ゾーホージャパン株式会社(ゾーホー)は24日、NetFlow/sFlow対応のネットワークトラフィック解析/帯域監視ツール新版「ManageEngine NetFlow Analyzer(以下、NetFlow Analyzer) 9.8」を発売した。出荷開始は6月3日より。

 NetFlow Analyzerは、ネットワーク機器のインターフェイスを通過するトラフィックデータを解析することで、SNMP監視ではとらえきれない詳細な状況を把握できるネットワークトラフィック解析/帯域監視ツール。NetFlowやsFlow、IPFIX、Citrix AppFlowなどのフローデータを収集・解析し、ネットワーク帯域の利用状況や傾向を可視化することで、障害の原因解析やセキュリティ強化、キャパシティプランニングなどを適切に行えるようにする。

 新版では、従来からバンドルされている基本データベースに加え、高速の次世代分析用データベースを採用し、トラブルシューティングレポートにおけるデータ解析・検索のパフォーマンスを大幅に向上している。収集したフローデータは従来の数倍以上の高速で解析し、障害の原因解析にかかる時間を短縮。フローデータの保管期間も1カ月から1年間に延長している。これにより、長期間のデータから不正が疑われる通信や帯域利用増大の詳細を調査することが可能になる。

 ラインアップは利用可能な機能に応じて、「Professional Edition」「Professional Plus Edition」「Distributed Edition」の3つを用意。価格は「Professional Edition」と「Professional Plus Edition」が10論理インターフェイスパックからでそれぞれ17万8000円から、19万8000円から。「Distributed Edition」が250論理インターフェイスパックからで68万円から。

(川島 弘之)