健康情報から最適な飲食店のクーポンを発行、ぐるなびと富士通が実証実験


 株式会社ぐるなびと富士通株式会社は、グルメ情報サイト「ぐるなび」と富士通の携帯電話・スマートフォンを活用した健康増進支援サービス「からだライフ」を連携させる実証実験を、2月初旬から3月中旬まで実施する。

 富士通川崎工場に勤務する従業員をモニターとして、周辺地域の飲食店に協力してもらいながら、従業員の生活習慣見直しと周辺地域の店舗への送客を目的とした新サービスの実証実験を行う。

 具体的に「からだライフ」で歩数や体重などのバイタル情報を収集して健康管理を行う。そのデータと飲食店の位置データやメニューを組み合わせ、端末にそれぞれの従業員にあった豊富なクーポンを表示し、店舗へ誘導する。

 例えば、事業所から店舗までの歩く距離に応じてお得になる「カロリー消費型クーポン」や、野菜たっぷりや塩分・油分控えめのメニューなどの「カロリー摂取型クーポン」が提供される。

 これにより「食」を楽しみながら、運動や生活習慣の見直し、富士通川崎工場周辺の店舗への集客促進、および対象エリアの経済活性化を実現するという。

サービス概要

 将来的には、店舗へのモニター送客率、モニターの利用意向(サイトアクセス率、クーポン利用度、楽しみ・お得感などの満足度)、モニターに対する生活習慣見直し効果(歩数、食意識の変化)、企業の地域貢献およぼ地域交流(店舗の満足度)を検証し、サービス化を目指す考え。各種企業や自治体などでの利用も期待し、地域の活性化に貢献する行動ターゲティング広告のビジネスモデルを両社で検討するとしている。

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(川島 弘之)
2012/2/27 11:51