日立GST、6Gbps SAS/4Gbps FC対応の企業向けSSD~最大535MB/秒のリード性能を実現


Ultrastar SSD400Sシリーズ

 日立グローバルストレージテクノロジーズ(日立GST)は16日(米国時間)、企業向けSSD「Ultrastar SSD400Sシリーズ」を発表した。6Gbps SASインターフェイスの2.5型、4Gbps FCインターフェイスの3.5型、両形態での提供となり、それぞれについて記憶容量400/200/100GBの3製品を用意する。製品は現在、主要なOEM顧客向けに限定出荷され、製品評価を受けている段階で、量産出荷は2011年上半期中に開始される見込み。

 Ultrastar SSD400Sシリーズは、米Intelとの共同開発で製品化された、企業システム向けのSLC(Single Level Cell) SSD。企業向けに、グレードの高いNANDフラッシュメモリを搭載すると同時に、独自開発のファームウェア、省エネ管理技術を組み合わせており、信頼性・耐久性と性能が向上させているのが特徴という。

 このうち、耐久性については、400GBモデルでは35PBものデータ量のランダム書き込み動作に耐えられるほか、性能面では、6Gbps SASモデルにおいて、535MB/秒のリード性能と500MB/秒のライト性能、4Gbps FCモデルでは、390MB/秒のリード性能と、340MB/秒のライト性能を達成した。IOPS性能でも、現行HDDの約100倍に相当する、リードで4万6000、ライトでも1万3000という高い性能を実現している。

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(石井 一志)
2010/11/16 15:13