NTTデータ、ハード・ソフト一体型の用途別サーバー「Lindacloud」


Lindacloud

 株式会社NTTデータは9日、ハードウェア・ソフトウェア一体型の垂直統合型サーバー「Lindacloud(リンダクラウド)」の本格販売を、同日より開始すると発表した。2009年6月から開発を開始し、2010年4月から、社内システムやシステム開発環境としてフィールド試験を行ってきたが、今回より、本格販売を開始するという。

 Lindacloudは、独自開発した省電力・低排熱の独自ハードウェアに、用途に応じたソフトウエアをプリインストールした、ハードウェア・ソフトウェア一体型のサーバー。目的にあったソフトウェアがプリンストールされているため、環境構築にかかる手間・時間を圧縮でき、設置後すぐの利用開始を実現する。

 ハードウェアも静音・低排熱であるので、専用マシンルームではなく、事務環境への設置も可能。予備機を標準で提供し、故障時には切り替えてサービスを継続する仕組みのため、可用性も確保されている。さらに、規模や処理の増加に応じてての、スケールアウトが可能になっているとのこと。

 まずは、大量データ処理基盤「Lindacloud for Hadoop」、NASサーバー基盤「Lindacloud for NAS」、シンクライアント基盤「Lindacloud for ThinClient」の3つが用意される。価格はそれぞれ、800万円から、300万円から、600万円からで、設置工事費、導入調整費などが別途必要になる。

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(石井 一志)
2010/11/9 15:34