NEC、共用電源ユニット対応で省電力化を実現したデータセンター向けサーバー


Express5800/E120b-1(EcoPowerGateway対応モデル)

 日本電気株式会社(NEC)は15日、省電力サーバー「Express5800/ECO CENTERシリーズ」において、2Wayサーバーの新モデル「Express5800/E120b-1」を発表した。共用電源ユニットへの対応により、現行モデルと比べて省電力化を果たしているのが特徴で、出荷は9月24日より開始される予定。

 Express5800/ECO CENTERシリーズは、主にデータセンター向けに提供される省電力サーバー。今回は、最新CPUのXeon 5600番台を搭載しながら、「EcoPowerGateway」共有電源に対応したモデルがラインアップに追加された。EcoPowerGatewayは、最大8台のサーバーに電力供給が可能な共有電源ユニットで、92%の高変換効率に対応した80PLUS Gold電源を最大4台搭載し、電源の冗長化にも対応。個々のサーバーに冗長化電源を搭載した現行サーバーの場合と比べ、最大20%の省電力化を実現している。価格は24万8000円(税別)から。

 あわせて、サーバー単位で通常のAC電源を搭載するモデルも用意された。こちらは、米国環境保護局の省エネルギー制度「国際エネルギースタープログラム」の認証を取得している。価格は、2.5型ドライブモデルが24万8000円(税別)から、3.5型ドライブモデルが22万8000円(同)から。

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