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クニエ、SASの分析基盤をクラウド環境で運用するサービス システム構築からデータ活用までトータルに支援

 NTTデータグループの株式会社クニエは9日、米SAS Instituteのソフトウェアを活用した分析サービスを、同日より提供開始すると発表した。

 今回発表したサービスは、Amazon Web Services(AWS)のクラウド環境上での分析基盤構築から、データの分析、およびそのデータを活用した新規ビジネス創出支援までを、クニエが一貫して提供するもの。導入では、AWS環境の設計・設定やデータベース導入、SASのサーバー/クライアント導入、動作確認、バックアップ、監視設計・設定といった作業をすべてクニエが担当する。

 こうしてクラウドサービス上に分析基盤を構築するため、分散処理などを行うための環境投資が不要になり、分析基盤を迅速かつ低コストで導入できる点がメリット。また、SASのビジネスコンサルティングパートナー、およびAWSのコンサルティングパートナーとして、さまざまな企業に対しデータ分析に関するコンサルティングサービスを提供しているクニエのノウハウを基にしているため、より有効なデータ活用が可能になるとした。

 なお、クニエではこのサービスを、顧客企業のTCOとデータ活用の最適化を実現するサービスと位置付け、初年度に10社へのサービス提供を目指す。またAmazon RedshiftやAmazon EMRといったサービスと連携し、顧客のビックデータ活用ニーズに対応した柔軟なオプションを提供するとしている。