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セキュアソフト、NECフィールディングと「SecureSoft コンテナシリーズ」の販売協業を開始

 株式会社セキュアソフトは22日、NECフィールディング株式会社と販売協業契約を結び、セキュリティ製品「SecureSoft コンテナシリーズ」を、NECフィールディングで販売すると発表した。

 「SecureSoft コンテナシリーズ」は、コンテナ技術を利用して1台のPCの中に複数の環境を生成し、情報漏えいを防ぐソフトウェア。独立した業務専用の仮想デスクトップを提供する「SecureSoft S-コンテナ」と、インターネットアクセス専用の環境を構成する「SecureSoft i-コンテナ」が用意される。

 SecureSoft i-コンテナは、コンテナ技術によりインターネットアクセス専用のコンテナ環境とローカル環境を分離。インターネット利用環境を分離することで、マルウェアやランサムウェアなどの脅威からPCを保護する。

 SecureSoft S-コンテナは、重要業務データをローカル環境から分離し、コンテナ内で暗号化することで、情報漏えいを防ぐ。管理サーバーによりUSBメモリなどの外部メディアやデバイス、ファイルの持ち込み/持ち出しを制御することが可能。また、業務環境とインターネットアクセス環境の分離により、セキュアなインターネットアクセス環境を実現する。

 セキュアソフトでは、2016年には自治体のネットワーク分離が話題となったが、2017年には金融関係や医療機関でもネットワーク分離対策が求められてくると説明。日本国内に約400のサービス拠点を持ち、IT環境の構築・保守サービスを提供しているNECフィールディングと協業することで、顧客の複雑化するセキュリティ対策や課題をタイムリーに解決できるようにしていくとしている。

 NECフィールディングでの販売開始は3月1日。自治体、金融関係、医療機関、製造業などを販売ターゲットとし、3年間で累計6億円の販売を目標とする。