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Googleのクラウドサービス「GCP」と「CLM」でGPUインスタンスが利用可能に

 Googleは21日、「Google Compute Engine(GCP)」と「Cloud Machine Learning(CML)」のVMにおいて、NVIDIA Tesla K80のGPUインスタンスが利用可能になったと発表した。1時間あたりの利用料金は米国では70セント、ヨーロッパとアジアでは77セント。

 Tesla K80は、2496のストリームプロセッサが利用できるGK210を2基と、12GBのGDDR5メモリを搭載する。1つのVMでは最大8GPUを利用できる。来週には、Cloud ConsoleにGPUを利用可能なVMの作成メニューが追加されるとのことだ。ただし、利用できるのは、us-east1、asia-east1、europe-west1の3つのデータセンターのみとなる。

 GPUインスタンスでは、TensorFlow, Theano, Torch、MXNet、Caffeといった機械学習やディープラーニング向けの各フレームワークに加え、GPUアクセラレーションアプリケーション構築用のNVIDIA CUDAをサポートする。

 なお、Googleでは16日、新コンパイラー「XLA」の採用で、8GPU環境で7.3倍の高速化を果たした「TensorFlow 1.0」を正式版としてリリースしている。