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ヤマシタコーポレーション、情報分析プラットフォームとしてQlik製品を導入

 株式会社アシストとクリックテック・ジャパン株式会社(以下、クリックテック)は9日、クリックテックが提供する連想型高速インメモリBIプラットフォーム「QlikView」と、専用レポーティングツールの「Qlik NPrinting」が、株式会社ヤマシタコーポレーションの全社分析プラットフォームとして導入されたと発表した。

 福祉用具のレンタル・販売、ホテルリネンサプライ、病院リネンサプライの3事業を展開しているヤマシタコーポレーションでは、会計システムをリプレースする計画に合わせて、業績管理や在庫管理の分析手法を見直し、フロントとなる新しい分析ツールの導入を検討した。以前は、各地に展開するサービス拠点と毎月のデータをやり取りし、集計/分析するためにオフィスツールを使用していたが、都度手作業の集計処理が発生していたため、帳票作成の工数負荷が課題になっていたという。

 そこで、データの取り込みと集計処理を自動化し、各事業の業績を可視化し分析できるプラットフォームとして、2014年にQlikViewを導入。QlikViewの導入後は、各事業の実績値の可視化や在庫管理の強化に取り組んでおり、社内の情報活用のさらなる推進を目指して、2016年にQlik製品のレポーティングオプションであるQlik NPrintingの導入を決定した。

 Qlik NPrintingは、QlikViewのチャートや分析結果を、視覚的に優れたレポートとして、Office形式やHTML形式、PDF形式など用途に合わせた出力形式を指定することができるため、社内の幅広いユーザーニーズに柔軟に応えられることが採用理由になったという。

 そのほか、QlikViewで作成したレポート結果を社内ポータルに公開することで、より手軽に情報活用/共有を浸透させられることや、月次や週次など、レポートを配信するスケジュールを設定し、適切なタイミングで必要な情報を社内のユーザーに届けられること、受信者単位でデータをフィルタリングすることにより、ユーザーの所属部門や役職等に応じた適切な情報を提供でき、QlikViewのレポート結果を参照するだけのユーザーに対してはライセンスが不要なため、コストを抑えた情報共有を推進できる点などを、採用理由や期待する効果として挙げている。