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NTTデータビジネスシステムズの「Biz∫フロント」、電子帳簿保存法のスキャナ保存に対応

ウイングアーク1stとの協業で

 株式会社NTTデータビジネスシステムズとウイングアーク1st株式会社は1月31日、企業における文書の電子化ソリューションで協業すると発表した。電子帳簿保存法のスキャナ保存に対応した「e-文書連携オプション」を、4月1日より提供開始する。

 今回提供する「e-文書連携オプション」は、NTTデータビジネスシステムズの稟議・経費精算システム「Biz∫フロント」と、ウイングアーク1stの帳票電子活用システム「SVF PDF Archiver」とをシームレスに連携させる製品。平成28年度の電子帳簿保存法改正に伴って要件が緩和された、証憑書類のスキャナ保存要件を満たす各種機能を標準装備している。

 具体的には、社員が受領した証憑書類を、スマートフォンやデジタルカメラで撮影するか、社内の複合機などでスキャンして画像データ化し、経費精算申請時に添付ファイルとして登録すると、タイムスタンプの自動付与から電子文書長期保管までが、シームレスに情報連携されるようになる。

 なお、タイムスタンプはセイコーソリューションズ株式会社のサービスを利用。タイムスタンプが付与された画像データは、保存後も訂正・削除といった操作履歴が保存されるほか、タイムスタンプの有無や改ざんの検知も可能で、適切な保存文書管理を支援するとした。

 また電子保存の際は、保存文書にひも付く仕訳番号や申請番号などの申請情報とむすびつけられて保存されるため、会計データとの相互関連性を確保したままの文書管理を行える。

 なおNTTデータビジネスシステムズは、製品の提供とあわせて、電子化が可能な国税関係書類の評価からスキャナ保存の導入・税務署への申請、運用定着化にむけたルールの策定支援などにかかわるコンサルティングサービスも提供するとのこと。