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ラック、鹿児島大学および鹿児島県警とサイバーセキュリティに関する連携協定を締結

 株式会社ラックは14日、サイバー犯罪に対する対策を強化するため、国立大学法人鹿児島大学および鹿児島県警察本部と、サイバーセキュリティに関する情報共有、技術協力、人材育成と交流、広報啓発活動の分野で、産学官連携協定を締結した。

 ラックは、サイバー空間における犯罪の増加傾向は続いており、その手口の高度化・巧妙化が懸念されているが、この傾向は地方においても同様で、都市部に比べてサイバー犯罪に対する認知度が低い地方においては、大きな課題となっていると説明。ラックと鹿児島大学および鹿児島県警が、サイバー空間の脅威に対して相互連携することで、サイバー空間の安心・安全を確保するための取り組みを開始するとしている。

 ラックでは、鹿児島大学と鹿児島県警察に対して、緊急時、各種情報提供時のホットライン開設、JSOC、サイバー救急センターの注意喚起情報の共有、サイバー犯罪に悪用される可能性のあるセキュリティ情報の提供、人材交流、長期派遣研修、実践的なデジタルフォレンジック研修などの支援を行う。

 鹿児島大学では、ラックと鹿児島県警察に対して、学内インシデント情報の共有、セキュリティ対策に関する技術実証実験、将来的なセキュリティ関連技術に関する共同研究、産学官連携における活動拠点の提供などの支援を行う。

 鹿児島県警察では、ラックと鹿児島大学に対して、サイバー捜査などの情報についての提供、地域のサイバーセキュリティ対策向上に向けた広報啓発活動などの支援を行う。

 ラックは、サイバー空間において発生する犯罪行為の未然防止と、被害の拡大を抑える取り組みとして産学官連携を強化することで、健全なIT化社会の発展に寄与していくとしている。