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デル・ソフトウェア、ビッグデータ分析ソリューソション「Statistica」を日本市場で本格提供開始

 デル・ソフトウェア株式会社は11日、ビッグデータ分析ソリューション「Statistica」の日本語版を販売開始すると発表した。もともとは、2014年3月に米Dellが買収したStatSoftの製品で、世界25カ国でビジネスを展開してきた実績を持つ。なお国内での販売は、これまでも販売を手掛けてきた東芝電子エンジニアリング株式会社とともに展開していくとのこと。

 「Statistica」は、将来のトレンド予測を通じて、新規顧客、セールス機会の獲得、業界動向の予測、仮説検証や、不正やビジネスリスク低減を図るための予測分析、機械学習、統計分析といったことに利用できるビッグデータ分析ソリューション。高度なデータ分析を専門とするデータサイエンティストだけでなく、ビジネスユーザーでも直観的に使いやすいよう設計されているという。

 具体的には、以下のソフトウェアがラインアップされる。

・Statistica Base :主に学術機関や研究部門での利用を想定した、エントリレベルの統計解析ソフトウェア
・Statistica Advanced :Baseの全機能に加えて、一般線形モデルをはじめとした高度な統計手法を提供するミッドレンジの統計解析ソフトウェア
・Statistica データマイナー :Advancedの全機能に加え、操作性に優れたワークフローによる処理の自動化、CART/CHAID、ランダムフォレスト、ブースティングツリー、機械学習等を含む最新のデータマイニング手法が利用可能。主に企業内のマーケティング部門、エンジニアリング部門、企画部門や研究所での利用を想定
・Statisticaデータマイナー + プロセス最適化 :「データマイナー」に加えて、膨大な数の潜在的な予測変数(特徴)の中から、自動的に有用な予測変数を選択する特徴選択機能を実装
・Statistica Enterprise :中~大規模企業内のIT技術者、ビジネス分析者、オペレータなど役割の異なるユーザー間でナレッジシェアリングを実現。外部データベースとの接続やシステム連携、レポートや分析を定期的に自動運転することができ、ダッシュボードを用いた監視を行うMAS(監視と警告サービス)オプションも用意された

石井 一志