ネットギア、PoE受電機能を備えた8ポートのスマートGbEスイッチなど


 ネットギアジャパン株式会社(ネットギア)は24日、PoE(Power of Ethernet)給電に対応したスイッチ「GS108P」と、PoE受電に対応したスマートスイッチ「GS108Tv2」を発表した。いずれも、8ポートのGigabit Ethernet(GbE)を備えており、両製品を組み合わせることで、小規模ユーザー向けのPoEソリューションを提供可能としている。価格はそれぞれ、2万6040円、3万1290円。

GS108PGS108Tv2

 新製品はいずれも、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tポート×8を備えたレイヤ2スイッチ。このうちGS108Tv2は、ポートのうち1基がPoE受電機能を備えており、GS108PなどのPoE給電対応スイッチと接続して電力の供給を受けられる特徴を持つ。もちろん、ACアダプタ経由で通常電源から電力の供給を受けることも可能なため、電源コンセントの有無に左右されず、状況にあわせて柔軟に設置できるという。

 またGS108Tv2は、VLANやポートトランキングといったレイヤ2機能に加えて、レイヤ3スイッチレベルのIP ACL(アクセスコントロールリスト)、QoSなどの機能を搭載。SNMPにも対応するほか、同社のSMB向け製品に共通するWebベースの管理GUI「ProSafe Control Center」も利用できる。

 一方のGS108Pは、8ポートのうち4ポートがPoE給電機能を備えた、シンプルなGbEスイッチ。GS108Tv2をはじめ、PoE受電機能に対応した無線LANアクセスポイント、IP電話、ネットワークカメラなどに対して、合計50Wまでの電力供給が可能である。

このように配置すると、GS108Tv2はACアダプタから電源を取らなくても設置することができる
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(石井 一志)
2010/6/25 11:32