ドリーム・アーツとネオアクシスが提携、Notes移行サービスを提供


 株式会社ドリーム・アーツは15日、ネオアクシス株式会社とパートナー契約を締結したと発表した。

 この提携では、リプレースニーズのあるLotus Notes/Domino(以下、Notes)ユーザーに対し、ネオアクシスが、ドリーム・アーツの企業情報ポータル型グループウェア「INSUITE Enterprise」、およびエンタープライズWebデータベース「ひびき Sm@rtDB」への移行降を積極的に支援するという。また移行にあたっては、ネオアクシスが開発した「Notes to Web Transporter」を活用する。

 具体的には、アセスメントサービスやデータ移行サービスなどを提供する。

 アセスメントサービスでは、既存のNotesデータベースに対してアセスメントを実施し、アクセス履歴や設計要素などを分析したレポートを作成。移行対象のデータベース選定や、移行方針の決定、移行コストの算出などを実施し、最適なデータ移行のパターンを導き出すとした。

 またデータ移行サービスでは、更新が必要なデータベースの場合は完全データ移行、参照のみで更新を必要としないデータベースに対しては既存データのWeb化を実施するとのこと。完全データ移行時には、NotesデータベースとINSUITE Enterprise、ひびき Sm@rtDBのデータ体系をマッチングさせた上で取り込むほか、既存データのWeb化を選択した場合は、INSUITE Enterpriseのポータル上に、ポートレット表示することも可能になる。

 なおドリーム・アーツは、ネオアクシスと同じITホールディングスグループのTISとも、INSUITE Enterprise、ひびき Sm@rtDBを活用した次世代情報共有基盤ソリューションでの協業を推進している。

 今回、ネオアクシスとの協業により、ネオアクシスがNotesからのデータ移行支援を行い、TISが導入支援およびユーザーのニーズを踏まえたアドオン開発業務までをカバーする、といった体制が整ったため、単なるNotesリプレースにとどまらない、企業の情報資産活用を促進する戦略的な情報基盤構築についても、ユーザーを支援できるとのこと。

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(石井 一志)
2010/6/15 17:30