クラスキャット、RHEL/CentOS 5.5対応のWeb管理ツール


 株式会社クラスキャットは14日、インターネットサーバー管理ツールの新版「ClassCat Cute Server Manager Enterprise Edition v5.5」を発表した。新版では、Red Hat Enterprise Linux(RHEL) 5.5とCentOS 5.5に対応したほか、KVM 仮想化ソリューションやクラウド上の運用に適応したライセンス方式を採用したのが特徴。7月より提供を開始する。

 同製品は、インターネットサーバーの基本サービス(Web、Mail、DNS、SNMP、Telnet、FTP)などの運用・管理を簡単に行えるGUI管理ツール。迷惑メール対策の「25番ポートブロック」をはじめ、送信ドメイン認証、スパムフィルタ、SSL暗号化通信(STARTTLS、SMTPS、POP over SSL)などのメールセキュリティ機能も標準搭載する。

 新版では、RHEL 5.5に対応。併せて、コミュニティベースで開発されたCentOS 5.5を動作環境とする「ClassCat Cute Server Manager Enterprise Edition v5.5 for CentOS」も発売することで、対応プラットフォームを拡充している。

 クラウドやKVMに対応する新ライセンス方式も採用。KVMのゲストOS上で動作させたり、OSSをベースに構成された同社のIaaSクラウドプラットフォーム「ClassCat Cute Server Manager」と組み合わせて、インターネットサーバーをクラウド環境上で手軽に構築・運用したりできる。

 また、Webサーバーで使用するSSL証明書の鍵長にRSA/2048ビットを想定することで、「暗号の2010年問題」にも対応している。

 初年度の保守・サポート込みの価格は、ClassCat Cute Server Manager Enterprise Edition v5.5と同 for CentOSいずれも9万8000円(税別)。

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