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キヤノンITS、エンジニアリングデータ管理システム「FullWEB」を販売開始

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は17日、エンジニアリングデータ管理システム「FullWEB」を同日より販売開始すると発表した。

 「FullWEB」は、株式会社コネクテッドが開発したエンジニアリングデータ管理システムで、さまざまな部門においてデータの共有・再利用を促進するための機能を備えているのが特徴。検索を主体にしたコンテンツデータ管理を実現するため、充実した検索機能を持つほか、使いやすいワークフロー機能やセキュリティ機能も搭載。マニュアルなしで操作できる高い操作性も持つという。

 データの共有・再利用が進むと、例えば設計部門が作ったCADデータを企画部門が製品カタログの作成に活用したり、保守サポート部門がマニュアルに流用したりできるようになるため、データを作り直す作業やデータの検索に時間を取られることがなくなり、業務の生産性が向上するとのこと。

 ラインアップとしては、文書管理・図面管理の基本機能を搭載した「FullWEB」と、部品表管理などのPDM機能を強化した「FullWEB-PDM」を用意する。後者では、BOM管理、自動採番、流用設計管理、設計変更管理、製品構成管理などの機能が強化されている。

 価格は、「FullWEB サーバー(5CAL付き)」が350万円(税別)から、「FullWEB-PDM サーバー(5CAL付き)」が750万円(税別)から。環境は、OSがWindows Server 2008 R2/2012に、データベースがSQL Server 2008 R2/2012にそれぞれ対応する。

石井 一志