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インテック、ビッグデータ活用に向けた情報通信基盤の整備へ

「ユビキタスプラットフォーム」専門組織を設置

 株式会社インテックは1日、「ユビキタスプラットフォーム」を整備する専門組織を設置、ビッグデータ活用に向けた情報通信基盤の整備を進めると発表した。

 「ユビキタスプラットフォーム事業」の企画、開発、サービス提供のための環境を整備する専門組織として、10月1日付けでで「ユビキタスプラットフォーム事業開発室」を設置。同部門が中心となり、ビッグデータの活用に向けて、2014年6月の運用開始を目指し、情報通信基盤を整備する。

 スマートフォンやゲーム機、車、家電、自動販売機などあらゆるデバイスが持つビッグデータを活用し新たなビジネスを送出するためには、膨大な情報をリアルタイムに処理できる高い処理能力を持ったプラットフォームが必要となる。

 インテックは20年以上にわたり、膨大な情報を扱う人工知能やヒトゲノム解析などに取り組んできた。このノウハウ、人的資源を生かし、デバイスとプラットフォームを融合させ、産業・医療・教育などあらゆる業界が「いつでも、どこでも、あたりまえに」使える「ユビキタスプラットフォーム」の提供を目指す。

 同基盤では、インテックの広域仮想クラウドサービス「EINS WAVE」をベースに、インテック独自開発のスケールアウト型ストレージ「EXAGE/Storage」などによって構築。その基盤の上に、インテックの健診プラットフォーム「スーパー・フェニックス」を核とするヘルスケアサービスをはじめ、他社サービスも含む個別のサービスを展開する予定という。

川島 弘之