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イントラマート、PostgreSQLベースのデータベース製品「IM-AccelDB」

intra-martとの統合サポートが可能に

 株式会社NTTデータ イントラマート(以下、イントラマート)は21日、オープンソースデータベースのPostgreSQLをベースにしたデータベース製品「IM-AccelDB」をリリースすると発表した。

 IM-AccelDBは、PostgreSQLをベースにイントラマートが開発したデータベース製品。ヒアリングシートを元に、OSからデータベースまでを自動構築するインストールメディアが送付され、これを用いて簡単にインストールできる点が特徴という。こうしてインストールされた環境は設計・試験済みのため、すぐに利用可能とした。

 またユーザーには、月1回を単位としてアップデートレポートを配信する。このレポートには、大量のアップデート情報のうち、IM-AccelDBに関係のある問題だけが掲載されており、詳細な説明、ソースレベルの解析結果や解決策、一時対処策などを把握できるとのこと。さらにオプション製品を利用すると、PostgreSQLのHA構成を組むことも可能。可用性が担保されるため、ミッションクリティカルな業務要件にも応えられるとした。

 ラインアップとしては、HA機能利用できず、利用可能なハードウェアも固定されている「Entry」(4コア or 6コア)から、利用可能なハードウェアを検証済みリストから選べる「Standard」(18コア未満)、ユーザーが希望するハードウェアで利用可能な「Professional」(18コア以上)の3つを用意した。

 なおイントラマートでは、主力製品としてシステム基盤「intra-mart」を取り扱っているが、intra-martの利用にあたってはデータベースが必須でありながら、別途、ベンダーのデータベース製品を購入する必要があった。このため、システム構築や運用時の問い合わせは、intra-martとデータベースに関する問題を切り分け、異なるベンダーに行わないといけなかったという。

 そこでIM-AccelDBを提供することにより、intra-martからデータベースまで、ワンストップでのサポートが可能になった。またIM-AccelDBは、オープンソースソフトウェア(OSS)を積極的に採用しているintra-martと同様、OSSのPostgreSQLをベースとしていることから、低価格での提供も可能になるとしている。

石井 一志