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オンプレミス上のデータをAWSに自動保存する「DRスターターパック」

 株式会社サーバーワークスは20日、オンプレミス上のデータをAmazon Web Services(AWS)にバックアップし、災害対策を容易に実現する「DRスターターパック」を発売した。

 同パックでは、AWSが提供するサービス「AWS Storage Gateway」をサーバーにプリインストールし、セットアップした状態で提供する。これを利用することで、ユーザーは指定ボリュームにデータを書き込むだけで、データが指定の間隔で自動的にAWSへバックアップされる。

 災害発生時には、物理サーバーにデータを戻せるだけでなく、AWS上の仮想ボリュームとして復元することも可能。このため、災害発生時に手元のサーバー類が一切失われても、AWS上でデータを復元でき、災害発生時の復旧可能性が飛躍的に向上するという。

 同パックの具体的な内容は、ソフトウェアをインストールした「HP ProLiant DL120 G7」、クラウド上のデータバックアップ領域1TB(オプションで増設可能)、リモート作業による復旧リハーサルの実施(データ容量10GBまで)、復旧手順書。

 価格は、初期費用が78万円、月額費用が7万8000円。月額費用に1TBのデータバックアップ領域、およびAWSの利用料が含まれている。データバックアップ領域の追加オプション費用は1TBにつき月額3万円。

(川島 弘之)