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住友電工情報システム、「楽々Framework3」に不要なアドオン開発を防ぐ新機能「RakStudio AIアドバイザー」を追加
2026年10月21日 13:09
住友電工情報システム株式会社は20日、ローコード開発基盤「楽々Framework3」において、生成AIを活用した新機能「RakStudio AIアドバイザー」の提供を開始したと発表した。
楽々Framework3は、部品組み立て型のWebアプリケーション開発ツール。住友電工グループの基幹システム開発で培ったノウハウを組み込んだ1000以上の部品が提供されており、開発者によるばらつきを抑えながら、高品質かつ標準化されたシステムを構築できる点を特徴としている。また、Javaによるアドオン開発にも対応しているため、必要に応じてさまざまなアプリを開発できるとのこと。
ただし、多様なロジック部品が用意されているがゆえに、実現したい要件が「設定で実現できるのか」「アドオン開発が必要なのか」を見極めるには、製品知識や経験の蓄積が必要で、実装方法の検討に相応の時間を要する場合もあったという。
そこで今回は、楽々Framework3の統合開発環境「RakStudio」のチャットに実現したい内容を自然文で入力するだけで、AIが実装方法と設定手順を提案する機能「RakStudio AIアドバイザー」を提供し、こうした課題の解決を支援するとした。
同機能では、質問内容に加えて、開発中の画面や設定情報、楽々Framework3のバージョン情報などを踏まえ、AIが設定による実現可否を判断する。例えば、「納品日の欄に、受注日より前の日付が入力された場合はエラーとしたい。」といった要件を入力すると、設定で実現できる場合は、利用すべきロジック部品と具体的な設定手順を提案し、案内に沿って対象画面の編集へ進めるという。
一方、設定による実現が難しい場合は、AIはアドオン開発が必要であることを示し、「AIプラグインビルダー」の利用へ誘導する。これにより、開発者は要件に応じて、設定とアドオン開発のどちらを選択すべきかを速やかに判断できるとのこと。
住友電工情報システムでは、この機能を利用することで、設定で実現できる要件に対して不要なアドオン開発を行うことを防ぎ、開発工数の削減につながるほか、Javaによる追加開発ではなくロジック部品の設定を活用することで、実装内容を確認・変更しやすくなり、保守性の向上も支援できると、新機能のメリットを説明した。
なお、同社は5月から、自然文からアドオン用Javaソースコードを生成する「AIプラグインビルダー」の試験提供を開始している。今回提供開始された「RakStudio AIアドバイザー」で設定による実現可否を確認し、設定での対応が難しい場合は「AIプラグインビルダー」がアドオン用Javaソースコードを作成するという利用法が可能になるため、企業における内製化開発をより強力に支援できるとアピールしている。
