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Exa Enterprise AI、社内のAI活用二極化を解消する新機能「バディエージェント」を提供

 株式会社エクサウィザーズのグループ会社である株式会社Exa Enterprise AIは6日、法人向け生成AIサービス「エクサベースAI」において、新機能「バディエージェント」を10月末に提供開始すると発表した。合わせて、社内ドキュメントからコンテキストを抽出・整理する「組織ナレッジ機能」も実装を予定している。

 バディエージェントは、AIキャラクター「パルン」が、最適なAIモデルおよびAIエージェントの選定から実行、成果物の生成、活用のヒントの提案までを一貫してサポートする。利用者がプロンプトを模索し、人がAIに合わせる従来の生成AIツールとは異なり、使うほど一人ひとりや組織に最適化されていく利用体験を提供する。

バディエージェントのおまかせチャット

 Exa Enterprise AIは、多くの国内企業で生成AIの導入が進む一方、現場では「AIを使いこなす層」と「活用が進まない層」との間で生じる「AI活用の二極化」が経営課題となっており、エクサベースAIの実利用ログ調査でも、同様の傾向が確認されたと説明する。

 従来型の生成AIツールの多くは、利用者自身が業務への活用方法を判断し、複雑なプロンプトの作成やツールの選択を行う必要があるため、成果が個人のリテラシーに左右されやすい構造となっている。その結果、「使う人」「使わない人」に分かれ、使い始めた後も成果が出る人と諦める人の差が広がり、職種や業務ごとに異なる具体的な活用シーンを見出せないまま、利用が定着しないケースも生じている。また、AI推進担当者のリソースには限りがあり、社内の成功事例を必要とする人に届ける仕組みの構築が課題となっている企業も少なくないという。

 こうした課題に対し、AIが個人の活用促進と組織へのナレッジ共有を支援する新たな利用体験の提供を目指して、「バディエージェント」を開発した。

 バディエージェントは、利用者が目的を伝えるだけで、最適なAIモデルや標準搭載の各種エージェント機能・ツール(画像生成、DeepResearch機能など)をAIキャラクター「パルン」が選定し、処理を実行する。複雑なプロンプトの作成やツール選択を自力で行う必要がないため、誰でもAIを自然に使い始められる。

 利用者の業務状況や利用傾向をもとに、AIから具体的な活用機会を提示する。過去の作業内容に基づく次のアクションの提案などにより、個人のリテラシーに左右されることなく、実務での利用範囲を広げられる。

 独自のコンテキストマネジメント技術により、自社の業務マニュアルや規定、提案書などを取り込むだけで、組織固有のルールや用語、社内のファクトが回答に反映され、根拠となった資料も提示される。また、社内で生まれた有用な活用事例やAIエージェントは、それを必要とする従業員へAIが自動で共有・提案する。

 これまで成功事例の展開は、AI推進担当者によるヒアリングや勉強会の開催といった属人的な取り組みに頼らざるを得なかったが、その役割をAIが担うことで、推進部門の運用負荷を抑えながら部署を超えた知見の横展開を促進する。