ブレインパッド、AIエージェント事業に特化した子会社「株式会社BrainPad AAA」を設立

　株式会社ブレインパッドは10日、AIエージェント事業に特化した100％子会社「株式会社BrainPad AAA」（ブレインパッド エーキューブ）の設立登記申請が完了したと発表した。

　ブレインパッドでは、近年急速に進展している生成AIの特長を、人間から一定の情報を学習して人間の意思決定を支援する「アシスタント型（支援型）」と、状況や条件を考慮して自律的に複雑なタスクの遂行を可能にする「エージェント型（自律型）」に分類し、新たな事業機会を探ってきたという。

　そうした中で、単なる生成AI技術の普及を超え、直接的かつ本質的な課題解決につながる「自律型AIエージェントの活用」を新たな事業機会として選択。自律型AIエージェントサービスを開発・提供していくサービス開発会社として3月の設立を目指す旨を、1月に発表していた。

　今回はその設立登記申請が完了したもので、社名は「株式会社BrainPad AAA」となった。資本金は1億円で、ブレインパッドで生成AIタスクフォース責任者を務めていた、辻陽行氏が代表取締役に就任している。同社は、AIエージェントサービスの開発・提供、AIエージェント活用のコンサルティングなどを主な事業内容としており、ブレインパッドから発表済の「BrainPad アノテーションエージェント」を皮切りに、順次サービス展開を進める予定だ。