エステティクス、SAPのクラウドERP「SAP Business ByDesign」の運用を開始

　SAPジャパン株式会社と株式会社Minoriソリューションズは7日、株式会社エステティクスが展開するメイクアップブランド「DAZZSHOP（ダズショップ）」が、SAPの中堅中小企業（SME）向けクラウドERP「SAP Business ByDesign」の運用を2018年9月から開始したと発表した。Minoriソリューションズが、既存システムとの連携を含めた導入を実施した。

　エステティクスでは、今後の成長戦略の推進に向け、業務の標準化や効率化を支えるIT基盤の見直しが必要と判断し、2017年秋から本格的な基幹システム導入の検討を開始。業務への適合率が高く、クラウドを前提とした基盤であらゆる経営情報が可視化でき、同社の課題であった業務生産性の向上が実現できると確信できたことから、SAP Business ByDesignの採用を決定したという。

　また、早期導入が可能であることに加え、基幹システムを自社内で持つことなく運用をアウトソーシングできるメリットも採用決定の一因となったと説明。エステティクスでは、自社メンテナンスシステムとの連携を含めたSAP Business ByDesignの導入を Minoriソリューションズとともに実施した。

　SAP Business ByDesignは、統合型のクラウド型ERPパッケージで、ビジネスシナリオにある機能から必要な機能を選択することで業務の標準化を実現し、SaaSでの提供でもあるため短期間で業務プロセスの設計が容易に行えると説明。エステティクスでは、SAP Business ByDesignの導入により、経営情報の可視化を通じて、今後事業の成長のためにさらなる業務の生産性の向上を目指すとしている。