シダックス、KVHのサービスを活用した自社メール配信システムにより1億円以上のTCO削減を実現

2013年6月25日

アジアの情報デリバリー・プラットフォームを提供するKVH株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO：東瀬 テッド、以下「KVH」）は、革新的なライフスタイルサービスを提供するシダックス株式会社（東京都渋谷区：代表取締役会長兼社長 志太勤一、以下「シダックス」）が自社メール配信システムを刷新するため、KVHの包括的なマネージドインフラサービスを採用したことを発表しました。本サービスは、急速に増加し続けるデータ量および携帯会員数に対応するためにシダックスが開発した新メール配信システムを支えています。

シダックスは、携帯サービスの会員に対して定期的な情報発信をメールで行ってきましたが、会員数が600万人を超え、従来の第三者ベンダーによるメール配信システムの運用・保守のコスト増とリソース消費の増大という問題に直面していました。また、システムが複数拠点に点在することにより発生する維持費にも悩まされていました。

そのため、シダックスではこうしたデータを効率的に運用し、今後日本と海外におけるビジネスの成功によってもたらされるデータトラフィックと携帯会員数の増加に対処するため、新しい自社メール配信システムを構築することを決定しました。

この自社メール配信システムへの移行にあたって選択されたのが、KVHのマネージドインフラストラクチャーソリューションです。KVHが提供するサービスの柔軟性と導入のスピード、そしてグローバルにビジネス展開が可能な点が評価され、導入に至りました。KVHのソリューションを導入することで、シダックスは、増加し続ける携帯会員に魅力的なメールコンテンツを配信することにリソースを集中させることができるようになりました。KVHがシダックスに提供した包括的なソリューションは主に以下の通りです。

・コロケーションサービス（KVH東京データセンター2）
・インターネット接続サービス
・KVHマネージドサービス（マネージドルーター、スイッチ、ロードバランサー、ファイアウォール、サーバー含む）

本ソリューションは、予測不可能なネットワークデータトラフィックにおいてもシダックスが継続してビジネス成長できるよう、拡張性を考慮した構成にカスタマイズされています。

運用効率を最大化させた包括的なマネージドインフラサービスを備えたKVHの柔軟なインフラソリューションを導入することにより、第三者ベンダーによって運営されていた以前のシステムと比較して、データセンターおよびシステムに関連する総所有コスト(TCO)を1年間で約1億円以上削減しました。

シダックスのエスアイテックス事業本部、水野博之氏は次のように述べています。「KVHは国内のみならずグローバルでも実績があります。対応および導入のスピードや柔軟性をもつKVHは弊社にとって重要なパートナーです。メール配信システムを拡大していく上で、天災やセキュリティ侵害などあらゆる状況においても弊社のシステムおよびカスタマーサービスが常に安定して稼働できるよう、KVHの堅牢なデータセンターにおける継続的なサポートとサービスに期待しています。」

KVHの最高執行責任者、日置健二は次のように述べています。「弊社の提供する幅広いサービスをフルに活用し、シダックスのITにおける課題とビジネス上のニーズに応えられるソリューションを提供することができました。シダックスの積極的なビジネス展開と高い成長力を支えるインフラソリューションを提供し続けられるよう、今後もシダックスとともにビジネス展開していくことを期待しています。」

KVHについて
KVHは、1999年に米国フィデリティ・グループにより東京を本社として設立されました。アジア地域を代表する情報デリバリー・プラットフォームとして、高品質なデータセンター設備と低遅延のグローバル・ネットワーク、拡張性の高いIT、クラウドのマネージド・サービスを、ミッションクリティカルな情報や機密性の高い情報を扱う世界中の企業やサービスプロバイダーに提供しています。

アジア地域の拠点として設立されたKVHは、東京、横浜、大阪に加え、香港、上海、シンガポール、ソウル、釜山、シカゴにも拠点を構え、シームレスなグローバルITサービスを展開しています。顧客は1,900社を超え、その業種は、金融、製造、メディア、ゲーム、通信事業者、Eコマースなど多岐にわたっています。詳しくはKVHのウェブサイトhttp://www.kvh.co.jpをご覧ください。