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IIJ、住宅業界向けクラウドサービス「住宅ひろば」のインフラを「IIJ GIO」で構築

2010年08月19日

株式会社インターネットイニシアティブ（IIJ、本社：東京都千代田区、代表取締役社長：鈴木幸一、コード番号：3774 東証第一部）は、一般社団法人住宅クラウドコンソーシアム（住宅クラウドコンソーシアム、本部：東京都新宿区、代表理事：加藤善也）が推進する住宅業界向けのクラウドサービス「住宅ひろば（HIRoBA）」のインフラとして、クラウドサービス「IIJ GIO」を提供開始いたしました。

住宅ひろばとは、長期優良住宅認定制度など年々多様化する住宅法制度への対応を支援するために、主に中小の工務店や設計事務所などを対象にして、 2010年8月１日に開始された住宅業界向けクラウドサービスです。CADシステム、太陽光シミュレーションや施工記録の保持など、住宅設計に不可欠な各種アプリケーションをSaaS（Software as a Service）として提供したり、構造図や申請書作成などの様々な業務をサポートする機能を提供します。利用者は、会員として住宅ひろばに一定費用を支払うことで、住宅設計に必要となる様々な機能をインターネット経由でサービスとして手軽に利用することできます。これにより、特に中小の工務店や設計事務所がCADシステムなどの高度な住宅システムを利用する際に障壁になっていた高額なシステム投資を不要にし、安価な月額利用料のみで様々な住宅システムの利用可能をにします。

今回、住宅ひろばのインフラの構築にあたっては、会員となる中小の工務店や設計事務所がより気軽に利用できる料金体系になるよう、サービス立ち上げ時のコスト圧縮が重要視されていました。また同時に、今後の会員増や公開されるアプリケーションの増加状況にあわせてサーバやネットワークの構成を変更できる柔軟性などが求められていました。

IIJ GIOでは、仮想サーバが月額8,000円からと安価にサービスを利用していただくことができます。また、企業システムのあらゆるニーズに応えられる豊富なサービスメニューを用意し、1,000種類以上のクラウドシステム構成のバリエーションを提供しています。基本となるサーバタイプと必要な量のリソース（CPU、メモリ、ディスク）、OSを選択し、さらにストレージやネットワーク環境、セキュリティ対策、運用監視メニューなど、きめ細かいオプションメニューから必要な機能を自由に組み合わせることができます。住宅クラウドコンソーシアムでは、IIJ GIOのこれらの特長を高くご評価いただき、住宅ひろばのインフラとして採用にいたりました。

なお、住宅クラウドコンソーシアムとIIJは2010年8月2日付けでパートナー契約を締結しており、本契約に基づいて、SaaSアプリーションを提供するアプリケーションベンダーに対して、無償で検証環境を提供するなど、住宅ひろばの活性化に両社で取り組んでいます。今後は長期優良住宅の履歴データ保管庫としてIIJ GIOストレージをあわせてご利用いただく予定です。

IIJでは今後とも、IIJ GIOの提供を通して、よりお客様の要件に即した最適なネットワークインフラを提供してまいります。

■一般社団法人住宅クラウドコンソーシアムについて

住宅クラウドコンソーシアムは、平成22年7月1日、ビルダー、工務店、設計事務所にASP/SaaS型のサービスや大企業で標準的に実施されている各種事業を工務店などにサポートとして提供するCADベンダー、サポート事業者14社により発足。国土交通省の地域木造住宅市場活性化推進事業・採択事業の運営母体である木造住宅ICT活用委員会の活動の中から誕生し、「中立」、「公平」、「オープン」といった理念を掲げ、利用会員となる工務店や設計事務所の業務効率や生産合理化を達成するため、国土交通省と連携し、業界を上げて普及推進を目指している。

名誉顧問に東京大学名誉教授の内田祥哉氏、会長にアルセッド建築研究所の三井所清典氏、理事長に（一財）住宅都市工学研究所の加藤善也常務理事が就任。

■関連サービス・ソリューション

本プレスリリースに関連するIIJのサービス・ソリューションは以下になります。
・IIJ GIO
http://www.iij.ad.jp/GIO/?i=gp0027