東芝、Amazon Web Servicesを利用したSaaSの実現と ソリューションプロバイダへの参画について

当社は、パブリッククラウドとして代表的な、米・Amazon Web Services LLC.（以下、アマゾン社）が提供する、クラウド環境「Amazon Web Services(TM)」（以下、AWS(TM)）(※1)を利用した、SaaS(※2)（Software as a Service）によるファームウェア(※3)配信サービスを実現いたしました。
同時に、アマゾン社のソリューションプロバイダプログラムへ参加し、SaaSを提供するISVカテゴリ(※4)に登録されました。

ファームウェア配信サービスとは、デジタル家電などの電子機器用ファームウェアを、インターネットを介して配信するサービスです。
当社は、様々なデジタル家電の製造・販売にあわせ、各機器向けに同サービスを用いてファームウェアを配信し、そのシステムのプラットフォームとして、 AWS(TM)を利用してきた実績があります。その経験に基づき、今後、大量のアクセスに柔軟に対応し、かつ監視やセキュリティの確保など、セキュアな環境を保持したサービスの構築・運用を実施いたします。なお、本格サービスの提供開始は今夏を予定しており、積極的に拡販を進めてまいります。

これまで当社は、自社管理のデータセンターにおいて、法人のお客様に対しWeb活用による活動支援、CRMソリューションの提供を行ってまいりました。今後は、お客様個別のご要望に応じて、自社管理のデータセンターとパブリッククラウドを連携したハイブリッドクラウド構成なども含めたシステムの提案活動を進め、AWS(TM)を利用したサービスを拡販してまいります。

1．アクセス集中にも耐えられる柔軟な拡張性

一時期にアクセスが集中する傾向があるファームウェア配信において、システムの拡張を容易に行えるため、最大負荷に合わせた過大投資を抑え、想定を超えるアクセスにも柔軟な対応が可能となります。

2．利用地域（利用国）での、レスポンス速度の確保

利用地域（利用国）に応じ、仮想マシンの設置場所を選択することが可能です。またAmazon CloudFront(TM)(※5)を併用することで、地域ごとのレスポンス速度の低下を抑えることが可能となります。

クラウドサービスについて： http://www.ivc.toshiba.co.jp/ivc/tech/cloud.htm
AWS(TM)のパートナープログラムについて： http://aws.amazon.com/solutions/solution-providers/toshiba/
※1 AWS(TM)： アマゾン社により提供される各種遠隔コンピューティングサービス。スケーラブルな仮想サーバーやオンラインストレージなどが含まれる。
※2 SaaS：インターネット経由で必要な機能を必要なだけ利用できるようにしたソフトウェア及びその提供形態。
※3 ファームウェア：電子機器に組み込まれたコンピュータシステムを制御するためのソフトウェア。デジタル家電機器では、機能の追加や不具合の修正の為に書換え可能な形で提供されるようになってきている。
※4 アマゾン社パートナーシップの区分のひとつで、特定のサービスをSaaS形態で提案するオフィシャルベンダー。　
Independent Software Vendor
※5 Amazon Cloud Front(TM)： AWS(TM)の機能のひとつで、アマゾン社の提供するストレージサービスに設置されたコンテンツを高速に配信する仕組み。ユーザーの近くのサーバーを利用することにより、ファイル配信を高速化する。

* 「Amazon Web Services」及びそのロゴは、アマゾンの商標またはトレードドレスであり、日本またはその他の国において登録されている場合があります。
* 「AWS」は、アマゾンの商標またはトレードドレスであり、日本またはその他の国において登録されている場合があります。
* 「Amazon CloudFront」は、アマゾンの商標またはトレードドレスであり、日本またはその他の国において登録されている場合があります。

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