サイオス、BIツール新版「Tableau 8.1」を販売開始

　サイオステクノロジー株式会社（サイオス）は10日、米Treasure Dataのビッグデータ向けクラウドサービス「Treasure Data Service」の最新機能である「Treasure Query Accelerator」、ならびに米Tableau SoftwareのBIツール新版「Tableau 8.1」を、同日より販売開始すると発表した。サイオスではTableau Softwareとリセラー契約を締結し、国内正規代理店として「Tableau 8.1」を提供する。

　「Treasure Data Service」は、Webアプリケーションのログや広告配信データなどの大量データを上に蓄積し、分析に必要なデータをダッシュボード用サーバーに出力してレポートを共有したり、BIツールで再加工するしたり、といった用途に利用されている。しかし多くのユーザーから、「Treasure Data Service」上の大量の生データに直接アクセスし、より柔軟に非定形な分析やレポートを行いたいという要望も寄せられているという。

　こうした声に応えるために提供されるのが「Treasure Query Accelerator」で、アドホックなクエリを従来の10倍から50倍、高速に処理できるため、大量データを使った非定形な分析やレポートを手軽に行えるという。

　一方の「Tableau 8.1」は、独自の高速グラフィックス処理により、人間の思考をさまたげずにデータを可視化できるBIツール。サーバーを構築しなくとも、デスクトップPC1台から導入可能で、インストール後すぐに利用できるという特徴も持つ。

　この「Tableau8.1」と「Treasure Query Accelerator」を組み合わせて利用することで、ユーザーは「Treasure Data Service」上のデータを、より柔軟で容易に分析可能になるとのこと。

　価格は、「Treasure Query Accelerator」が月額30万円（税別）から、「Tableau 8.1」は、フル機能の「Desktop Professional Edition」で、1ユーザーあたり25万円（税別）から。