米Cisco、電力消費管理ソリューション「Network Building Mediator Manager」

　米Cisco Systemsは6月29日（米国時間）、電力消費管理ソリューション「Cisco Network Building Mediator Manager 6300（Mediator Manager）」を発表した。企業の全設備の電力消費をIPネットワークでモニタリングして、コストやCO2排出の削減を支援する。

　Mediator Managerは、同社が2009年に発表した電力管理イニシアティブ「Smart Connected Buildings」の一部で、分散した設備の電力消費状態を一元的にモニタリングできる。空調や照明などのビルシステムをIPネットワーク上で接続してモニタリングする同社の「Cisco Network Building Mediator（Mediator）」をネットワーク化してアグリゲート・管理する。

　可視化ツール、イベント管理、アラーム監視に加え、スケジュールやポイントを設定できるツールも提供。全設備の運行を標準化し、設備管理を効率化できるという。ダッシュボードを利用して、特定の設備の状況のドリルダウン表示や、パラメーターの設定などができる。

　この日は、ほかにもMediatorの最新版「Cisco Network Building Mediator 3.1」や、一般消費者向けの電力管理技術「Cisco Home Energy Management Solution」も発表した。