NECネクサ、エムオーテックスのPC管理ツール「LanScope Cat」をSaaSで提供
NECネクサソリューションズ株式会社(以下、NECネクサ)は11日、エムオーテックスのPC統合管理ツール「LanScope Cat」のSaaS版として、「LanScope Cat for SaaS」を同日より販売開始する。価格は1IDあたり月額500円からで、最小100IDから利用できる。
LanScope Cat for SaaSは、LanScope CatをベースにNECネクサとエムオーテックスが共同開発したSaaS型のPC管理サービス。ユーザーは、IT資産管理、PC操作ログ管理、USBメモリ管理などの機能をワンパッケージにしているLanScope Catの機能を、月額課金の形態で利用することができる。
またシステム環境やデータは、24時間365日の運用監視体制がしかれ、高レベルの安全性を備えたNECネクサのデータセンターで運用するほか、ユーザー環境とデータセンターの間を、専用の閉域ネットワーク「クラウドアクセスライン」によって直結することにより、端末情報の漏えいを防ぐとのこと。
プランとしては、Webコンソール、ネットワーク検知、ハードウェア/ソフトウェア資産管理、USB資産管理、ファイル配布、アプリケーション稼働管理といった機能を備える「キャットベース」プランを提供。さらに、操作プロセス管理とプリントログの機能を提供する「ログキャット」、デバイス制御機能を提供する「デバイスキャット」を合わせた「スタンダードプラン」も用意した。
ID数が100~999の場合、1IDあたりの価格は、キャットベースが月額500円、スタンダードプランが月額800円。このほか、初期費用やネットワーク費用が必要となる。
このほか、管理・運用のための各種ポリシー設定(レポート作成など)が可能。導入を支援するための、システム管理者向けの教育メニューや、利用開始後の問い合わせに対応するヘルプデスクサービスもオプションとして提供するとのこと。
NECネクサでは、今後5年間で1000社への販売を計画している。