ターボリナックス、高可用クラスタパッケージの新版「Turbolinux CLUSTERPRO X 3.0」
ターボリナックス株式会社は23日、クラスタパッケージの新版「Turbolinux CLUSTERPRO X 3.0」を発表した。Turbolinux 11 Server サービスパック1(2サーバー分)のライセンスに、NECのクラスタソフト「CLUSTERPRO X 3.0」(2CPU分)をバンドルしたパッケージで、冗長化による、可用性の高いシステムを提供できるという。
Turbolinux CLUSTERPRO X 3.0は、ミッションクリティカルなサーバー環境を構築するためのパッケージ。データベースを冗長化し、自動的に障害を検知して正常なサーバーに業務引き継ぎを行うクラスタソフトと、フロントエンドでサービスを提供するTurbolinux 11 Serverを組み合わせ、可用性の高いシステムを構築できる。
新版では、転送モードを非同期ミラーとして構成した場合、ミラーデータを圧縮し効率的なデータ転送を行えるようになったため、広い帯域の確保が難しい遠隔クラスタの場合でも、威力を発揮できるという。
加えて、ミラーディスク機能を使用したクラスタ構成で必要な「CLUSTERPRO X Replicator 3.0」オプションの高速同期機能(FastSync技術)が強化されたことで、同期によるミラーの初期構築/全面構築にかかる時間が短縮されている。
また、クラスタを構築する際に利用するGUI構築ツール「Builder」と、クラスタを管理するGUI管理ツール「WebManager」が一体化され、1つのウインドウから切り替えられるようになった。さらにGUIが改善され、より直感的にクラスタシステムの管理を行えるようになっている。
価格は、Turbolinux CLUSTERPRO X 3.0本体が63万円。オプションのTurbolinux CLUSTERPRO X Replicator 3.0が21万円、Turbolinux CLUSTERPRO X Replicator DR 3.0が84万円、などとなっている。