富士通、Sandy Bridge世代の最新CPUを搭載した1ソケットサーバー3製品
富士通株式会社は21日、第2世代Core iシリーズ(開発コード名:Sandy Bridge)世代の最新CPUを搭載可能な1ソケットサーバーを発表した。タワー型/ラック型サーバー「PRIMERGY TX140 S1」、タワー型コンパクトサーバー「同 TX120 S3」、ラック型サーバー「同 RX100 S7」を同日より販売開始する。
PRIMERGY TX140 S1(ラック型) | PRIMERGY TX120 S3 | PRIMERGY RX100 S7 |
新製品は、クアッドコアのXeon E3シリーズ、あるいはデュアルコアのCore i3-2100およびPentium G620(2.60GHz)を搭載できる、1ソケットのx86サーバー。3機種すべてにおいて、オンボードのリモート管理機能を強化し、ネットワーク経由でサーバーの状態監視、設定、電源制御などを実施する場合の処理性能と操作性を向上させたほか、サーバー前面からのLAN接続を行えるオプションも提供され、運用性も向上できるという。
新モデルのうち、新たに製品化されたPRIMERGY TX140 S1では、中小規模システムに最適なサーバーで、上位機種並みのパフォーマンスを確保しながら、必要十分な機能に絞ったことにより、低価格を実現した。
価格は、Pentium G620、2GBメモリ、ディスクレスといった構成の3.5型ディスクモデルで12万6900円(税別)から。出荷は7月上旬より開始される予定。
機能強化となるPRIMERGY TX120 S3は、従来機種と同じ最小クラスの省スペース性を維持しつつ、3.5型HDDの搭載に対応。さらに、2.5型HDDを4台搭載する場合のバックアップ装置内蔵を可能にするなど、拡張性を向上させた。
価格は、Pentium G620、2GBメモリ、ディスクレスといった構成の3.5型ディスクモデルで10万7900円(税別)から。出荷は7月上旬より開始される予定。
3つ目の「PRIMERGY RX100 S7」では、電源の冗長化オプションが提供されるほか、450W電源で、80PLUS プラチナに準拠した高効率電源を採用した。今後、PRIMERGYのほかのモデルでも、80PLUS認定を取得していくとのことだ。
価格は、Pentium G620、2GBメモリ、ディスクレスといった構成の3.5型ディスク/350W電源モデルで12万9900円から。7月中旬の出荷開始を予定している。