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NTTコムウェア、RPAソリューション「WinActor」英語版をフィリピンで販売

 エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社(以下、NTTコムウェア)は20日、RPA(Robotic Process Automation)ソリューション「WinActor」の英語版である「Robotic Process Automation Software」のフィリピンでの販売を開始した。

 NTTコムウェアでは、これまで日本国内でWinActorを販売し、業務の効率化や課題解決を支援してきた実績をもとに、ビジネスにおいて同様の課題を持つ海外企業の「生産性や正確性を向上したい」「より付加価値の高い業務に人員をシフトさせたい」といったニーズに応えるため、WinActorの英語版であるRobotic Process Automation Softwareをフィリピンで販売を開始する。

 Robotic Process Automation Softwareでは、今まで手動で行っていたデータ入力や定型業務などの操作をソフトウェア上のシナリオとして記録し、24時間365日止まることなく自動実行することが可能になる。これにより、人間が手動で作業を行う場合と比べて、処理時間の短縮や人的ミスの発生を防ぐことができる。

 直感的に操作できるGUIを完備し、プログラミング知識がなくても、業務部門主導で自動実行シナリオを作成することが可能。自動実行シナリオ作成を効率化するライブラリ群も用意されており、NTTコムウェアでもこれまでの実績をもとに、汎用的に必要となるExcel操作やAccess操作などの独自ライブラリや、目的別の独自シナリオひな形などを提供する。

 NTTコムウェアでは、フィリピン国内でのRobotic Process Automation Softwareの販売開始に先駆け、複数のフィリピン国内企業とPoC(Proof of Concept)を実施しており、今後、商用導入に向けた調整を進めていくと説明。また、フィリピン以外の国への展開も視野に入れ、グローバルに「Robotic Process Automation Software」を提供していく予定としている。