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HENNGE、脱VPNとゼロトラストを実現する「HENNGE Mesh Network」を提供
2026年10月6日 13:04
HENNGE株式会社は5日、クラウドセキュリティサービス「HENNGE One」において、従来型VPNが抱える脆弱性を解消する新サービス「HENNGE Mesh Network」の提供を10月1日に開始したと発表した。
HENNGE Mesh Networkは、これまでの「場所(ネットワーク)で守る」セキュリティから、「誰(アイデンティティ)であるかによってアクセスを許可する」ゼロトラストの現実解を提供する。独自のP2P通信技術を活用することで、PCなどの端末をインターネット上の攻撃対象から遮蔽(しゃへい)しつつ、必要なリソースにアクセスできる。
導入にあたっては、物理ルーターの設定を変更することなく、ソフトウェア上で通信範囲を細かく制御できる。IDやグループ単位で、業務に必要な特定リソースへのアクセスのみを付与するとともに、リモートアクセス時に万が一端末1台がマルウェアなどに感染しても、他のサーバーや端末への被害拡大を防ぐ。
HENNGE One ID基盤(IDaaS)との連動により、ネットワークの複雑なルーティング設計は一切不要で、管理画面から数クリックでアクセス権限を設定し、運用できる。また、従業員の退職や不審な挙動を検知した際には、ID管理のHENNGE Access Control側でロックすることで、ネットワークのアクセス権も即座に消滅できる。
HENNGE Mesh Networkの導入にあたって、既存のVPN機器を即座に停止する必要はない。まずは外部から見えている自社の公開IPアドレスやVPNポートの脆弱性を可視化し、リスクを客観的に把握して、「誰が、どのサーバーの、どのポートに」アクセスする必要があるのかのベースラインを整理し、最小権限を整理することを推奨するとしている。
並行運用による段階的な移行としては、まず特定チームでのスモールスタートを行って効果を検証した後、中継ノード(Subnet Linker)の設置によるサーバー群のメッシュ化、さらにその後に既存VPNの撤去とID基盤への一元化を行うといった、「脱VPN」のステップが考えられるとしている。
HENNGE Mesh Networkのクライアントは、Windows、Mac、Linux。サーバーはWindowsに対応する。HENNGE Oneにおいて他のサービスとともにプランとして提供しており、単体での契約には対応していない。
HENNGEは今後、iOS/Androidなど対応デバイスの拡大や、企業側のグローバルIPの固定化、SaaS側でのIP制限の対応、公共Wi-Fiの環境下でもすべてのパケットを安全に中継/強制ルーティングに対応する機能、端末のセキュリティ状態を評価して判定する機能に対応し、状態に応じて通信をシャットダウンするデバイスポスチャー機能などを実装していく予定としている。
