アイ・アイ・エム、エンタープライズシステム向け性能管理ツールの新版「ES/1 Shelty V3.0.0」をリリース

　株式会社アイ・アイ・エムは1日、次世代型エンタープライズシステム向け性能管理ツール「ES/1 Shelty」の最新バージョンV3.0.0を8月にリリースすると発表した。

　ES/1 Sheltyは、レガシーシステムからクラウドまで企業が保有する全てのシステムを対象に、高精度かつ広範囲なデータ計測を実現する次世代型エンタープライズシステム向け性能管理ツール。システムの安定運用を支援するとともに、ビジネス部門とIT部門の距離を縮め、認識の共有や意思決定をサポートするダッシュボードを提供する。

　V3.0.0では対応範囲を拡大し、.NETアプリケーションでのSQLバインド値の取得に対応した。これにより、パフォーマンスチューニングや問題解析がより効率的に行えるようになった。また、Oracle 19c環境でのトランザクション情報の可視化により、複雑な処理の流れも把握しやすくなった。

　また、統合ダッシュボードで分析機能へのアクセスの簡略化や、システム全体の状況を俯瞰（ふかん）できるテンプレートの追加、グラフの最新インターバルの数値の表示などを実現した。

　さらに、Shelty Manager1台で管理できるサーバー台数を増加。性能情報データの収集粒度を従来の1秒から1分単位へ変更することにより、Shelty Managerの負荷を軽減し、従来より多くのサーバー台数を管理することを可能にした。トランザクション情報については従来の詳細度を保持しているため、個々のトランザクションレベルの分析は従来通り行える。