サイバートラストの端末認証サービス「デバイス ID」、キヤノンITSのIDaaSと連携

　サイバートラスト株式会社は3日、自社の端末認証サービス「サイバートラスト デバイス ID」（以下、デバイス ID）と、キヤノンITソリューションズ株式会社（以下、キヤノンITS）のクラウド型統合ID管理サービス「ID Entrance」が連携したと発表した。

　デバイス IDは、端末識別情報を確認し、管理者が許可した端末にのみデバイス証明書を登録することによって、厳格な端末認証を可能にするデバイス証明書発行管理サービス。Windowsデバイス、iPhone、iPad、Android搭載端末やChromebookなど、幅広い端末に対応しているという。

　一方のID Entranceは、各種クラウドサービスへのログインに使用しているID／パスワードなどの情報を統合管理できるIDaaS（Identity as a Service）。シングルサインオン（SSO）機能により、複数のアプリケーションやサービスを1つのID／パスワードで利用可能にするほか、多要素認証や認証ポリシー機能も備えた認証・認可機能をクラウド上で提供するとのこと。

　今回はこのID Entranceのクライアント証明書発行オプションを利用して、デバイス IDとの連携を実現した。これにより、端末固有情報にひも付けてクライアント証明書を発行可能になり、管理者が許可した端末だけにインストールを行えるようになるため、厳格な端末のアクセス制御と多要素認証が実現するとした。