店舗Wi-Fiで効果的なマーケティングを――、ネットワンパートナーズが小売業向けクラウドサービスを販売

　ネットワンパートナーズ株式会社は23日、米Cloud4Wiとディストリビュータ契約を締結したと発表した。これに伴い、同社の小売業向けクラウドサービス「Volare」を販売開始する。

　Volareは、店舗Wi-Fiを活用した効果的なデジタルマーケティングを支援する、小売業向けのクラウドサービス。Wi-Fi利用者数を増加させる「手軽なゲストWi-Fi認証機能」と、販売促進を加速するための「豊富なマーケティング機能」で構成されている。

　このうちゲストWi-Fi認証機能では、主要ベンダーの無線LANアクセスポイントに対応し、主要なSNSとの連携による容易な認証を実現する。来店者は、利用しているSNSのアカウントでログインするだけで簡単にゲストWi-Fiサービスを利用できるので、来店者数と滞在時間の増加が見込めるという。なお、認証はSNS認証以外にも、SMS／E-mail／ID・パスワードなどのさまざまな認証方式をサポートしているとのこと。

　また、Wi-Fi接続時に表示させるスプラッシュページや、認証画面を兼ねた店舗情報ページを作成できｍ用意されているテンプレートに画像や文字を入れるだけで、ブランドイメージに沿ったページ作成を簡単に行えるとした。

全画面にイメージ画像を表示するスプラッシュページ

認証画面を兼ねた店舗情報ページ

　一方のマーケティング機能では、広告/割引クーポン/ダイレクトメッセージなどを、Wi-Fiサービス利用者へ配信する機能を備えた。これによって、特に訴求したい商品や特別割引商品、ブランドのモバイルアプリなどへの誘導を行え、来店者の購買活動を促進するとしている。

クーポン配信画面

Facebookチェックイン画面

　なお、Volareはこうした情報の配信タイミングや配信対象者の管理機能も備えており、店舗/時間帯/来店回数/配信手段/配信内容といった要素の設定を行える。このため、例えば、「3回来店された人だけに、来店時に特別割引情報を入れたメールを配信する」といった、顧客ロイヤリティ向上策にも対応しているとのことだ。